人生の春休み

どうしても市民プールで泳ぎたくて、定期が使える範囲でプールを探していたとき、小岩付近で電車から穴場な市民プールを見つけた。5回分の値段で6回使える回数券1050円。格安だ。

その時思った。電車から見る景色というのは日常生活に思わぬ気付きを与えてくれるのではないか、と。

総武線から平井の本棚の看板を見つけたのももしかしたら偶然ではなかったのかもしれない。「本屋」を「本棚」と称するネーミングセンスに惹かれ、足を踏み入れた店内はお洒落で完璧な私の理想とする古書店だった。

昔付き合っていた恋人が突然仕事を辞めたから、とりあえずバイトをするために家の周りにある店に片っ端からアポなしで飛び込み「明日から働かせてください」と言って数時間で仕事を決めてきたことがあった。何かを始めることは必ずしも形式から入る必要は無いのだと知った。

思えばそんなことがきっかけだった。

ここで働きたいと思った。本屋で働いたことなど無く、漠然と本が好きなだけだが、自分の直感がそう言っていた。気分はもはや千と千尋の千尋である。店内に入ってから約10分、「ここで働きたい」と懇願したら拍子抜けするほど簡単に了承を得た。

まずは店主さんにご挨拶に…。と、伺った日曜の昼下がり。初仕事は二階のリノベーションでインパクトドライバーでネジを締めることから始まった。

人生緩やかに流されながら生きている、たなかと申します。

お店番は不定期(?) かもしれませんが機会があれば是非ごゆるりと。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください