私の好きな YouTuber が豆乳をよく飲むと言っていたので
駅近くのドラッグストアに走った。
影響されやすいのである。
「おいしい豆乳」と書いてあるのと
「おいしい」が表記されていないものがあったから、
迷わず「おいしい」方を選んだ。
不味いよりも美味しい方がいいに決まっている。
ちょうど電車が行ったばかりだったのでホームで豆乳を飲もうとした。
気付かなかったがパッケージには「今まで大豆製品でアレルギーを起こしたこ とがない方でもまれにアレルギーを起こす可能性があります」と表記されていた。
最初は少しづつ飲んだ方がいいらしい。
消費者の身体を気遣ってくれているのだから従った方がいい。
山手線はすぐに来る。
目の前で行ってしまった……と落ちこむ間もなくすぐに来る。
ストローはもう指してしまった。
時間との戦いだ。
しかし時間と戦ってはいけない。
豆乳メーカーの心遣いを無下にするわけにはいかない。
と、思いつつ豆乳を一気飲みした。
思ったより美味しい。さすがは「おいしい豆乳」と自負するだけのことはある。
どうやら独自の製法で臭みを抑えているらしい。
大丈夫だ、豆乳メーカーの思いは伝わっている。
(たなか)