久しぶりに会った友人が「プリンセスになりたい」と言い出したから、
とうとう頭がおかしくなったのかと思ったら、
どうやらプリンセスと専業主婦を混同しているらしかった。
自分の感性を表現して作品をつくり続けている友人は、何年も鰻屋で働いている。
幸せの形は色々ある。と、大人になってから知った。
どういう育ち方をしようが、
どういう過去があろうが、
どういう仕事、
どういう恋愛、
どういう価値観で生きようが、
結局本人が幸せならそれでいいのだ。
他人は他人の生き方にうるさすぎる。
そして他人の視線を気にしすぎる。
自分がそう見ているから世間からもそう見られているような気がするだけ。
偏見と先入観の塊は自分のほうだ。
「好き」なものは「好き」でいい。
似合わなくても好きな服を着て、堂々と街を歩けばいい。
自分の幸せを他人に測られてたまるか。
(tanaka)